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ピクセラ、「簡易なチューナー」仕様に準拠した
NECエレクトロニクス製LSI「EMMA™ 2TS」対応ソフトウェアを開発

2008年12月1日

株式会社ピクセラ(代表取締役 藤岡 浩 以下、ピクセラ)は、総務省および社団法人デジタル放送推進協会(略称 : Dpa)公表の「簡易なチューナー」の仕様ガイドラインに準拠したNECエレクトロニクス株式会社(本社 : 神奈川県川崎市 代表取締役社長 中島俊雄氏 以下、NECエレクトロニクス)製デジタルAV機器向けシステムLSI「EMMA™(エマ) 2TS」対応のソフトウェアの開発したことをお知らせいたします。

ピクセラは今後、本ソフトウェアの性能評価・向上を図り、デジタルAV家電分野の各メーカー様に向け、製品化をおこなう予定です。

本ソフトウェアは、「簡易なチューナー」やデジタルテレビなどのデジタルAV家電製品用ソフトウェアで、NECエレクトロニクス製「EMMA™ 2TS」に対応しており、「EMMA™ 2TS」を搭載した「簡易なチューナー」などの製品を開発する際に、大幅な開発期間の短縮とリスクの軽減が可能となり、よりスピーディな製品開発が実現されます。

デジタルAV家電市場を注力市場の一つとしている当社は、「簡易なチューナー」などの普及品の製品化に貢献するべく、デジタルAV家電向けのソフトウェアの開発を進めてまいりました。

当社では、本ソフトウェアを地上デジタル放送完全移行の促進と、受信側の環境整備など様々な課題の解決に貢献できるソリューションと位置付けており、今後、積極的な販売を展開してまいります。

「EMMA™ 2TS」について

「EMMA™ 2TS」は、総務省およびDpaが地上デジタル放送への完全移行に向けて公表した「簡易なチューナー」の仕様ガイドラインに準拠したシステムLSIです。

地上デジタル放送規格「ISDB-T」に準拠するフルセグOFDMチャネルデコーダ、MPEG-2信号のデコード機能、画像表示機能などを1チップ上に搭載し、「簡易なチューナー」を容易に構築できるうえ、消費電力を1W程度に抑制した省エネタイプの製品です。

評価用リファレンスボードについて

ピクセラは、本ソフトウェアの評価サンプルとして、「EMMA™ 2TS」およびRfStream社(当社持分法適用関連会社)製シリコンチューナーを搭載した評価用リファレンスボードを用意いたしました。

RfStream社製シリコンチューナーを採用することで、カンチューナー型製品に比べて大幅な省スペース・低消費電力を実現し、さらにボムコストの低減が可能となります。

評価用リファレンスボードは、デジタルAV家電分野の各メーカー様に向けて、本年12月上旬より提供いたします。

「簡易なチューナー」とは

2007年8月の情報通信審議会による中間答申で、地上デジタル放送完全移行に向けて、受信側の環境整備など、様々な課題の解決のために、デジタル放送視聴のための最小限の機能を有する「簡易なチューナー」の必要性等が提言されていることを踏まえ、2007年12月に、総務省および社団法人デジタル放送推進協会から「簡易なチューナー」の位置付けイメージおよび必要最小限の仕様ガイドラインが公表されました。

「簡易なチューナー」とは、この「簡易なチューナーの仕様ガイドライン」に基づいて開発された、既存のアナログテレビ受信機で地上デジタル放送視聴するための外付けチューナーで、2011年のアナログ放送停波に向けて、需要拡大が予想されている製品です。

「EMMA™」は、NECエレクトロニクス株式会社の日本、米国およびその他の国における登録商標または商標です。
画面、機能説明写真はイメージです。
文中に記載されている各種名称、会社名、商品名などは各社の商標もしくは登録商標です。
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