ノートパソコン用地上デジタルテレビソリューションを発表いたします
2006年3月29日
株式会社ピクセラ(代表取締役 藤岡 浩)は、ノートパソコン用地上デジタルテレビソリューション2製品を開発、順次OEM供給を開始いたしますこと発表いたします。
今回開発いたしました2製品は、ノートパソコン用にOEM供給を目的とする製品として初の製品となる、mimiPCI接続地上デジタルテレビキャプチャーボード(12セグメント用)およびPCカード型ワンセグ受信機です。
mimiPCI接続地上デジタルキャプチャーボード製品は、チューナー部へのRfStream社(※)シリコンチューナーTW-1000STの搭載をはじめ、当社の高密度設計技術により、小型・低消費電力・低発熱化を実現。搭載スペースが限られ、厳しい熱管理が求められるノートパソコンに適した仕様としています。
これに合わせ、一般的に性能面でデスクトップパソコンに及ばないノートパソコンにおいてもスムーズな視聴環境を提供するために、地上デジタルテレビ視聴・録画アプリケーションソフトウェア「StationTV Digital™」にも改良を加えています。
PCカード型製品は、2005年12月に発表したワンセグモバイル受信機における開発技術を、一般消費者向けノートパソコン用製品として改めて開発、製品化したものです。同時に開発したワンセグ視聴アプリケーションソフトウェア「StationMobile™」とあわせて、ARIB(社団法人電波産業会)の標準規格に準拠させたPC受信機となっており、動画、字幕、EPG、データ放送および音声に対応しています。
放送波の受信は付属のアンテナで行い、モバイル環境下での視聴をサポートします。
現在、パソコンによる地上デジタルテレビの視聴・録画・再生は一部の高性能デスクトップパソコンに限られていますが、地上デジタルテレビ受信機の普及とともに地上デジタルテレビ対応パソコンの普及も進んでおります。そして、1300万台を超える国内のパソコン出荷台数のうち、約半数を占めるノートパソコンにおいても地上デジタルテレビへの対応が望まれていました。
当社は、これら2製品を開発、OEM供給することにより、既存のデスクトップ用製品とあわせて、地上デジタル放送関連市場において「ピクセラ」のブランドを訴求してまいります。
地上デジタルテレビキャプチャーボード製品の特長
- ノートパソコン用内蔵miniPCI地上デジタルテレビキャプチャーボード
(ハイビジョン映像をハイビジョン映像のままパソコンで視聴、録画・再生可能) - ARIBの標準規格に準拠
- ハードウェア / ドライバ / HLデコーダー(VA機能付き) / BMLブラウザ / アプリケーション「StationTV Digital™」をセットで提供
- 対応OS : Microsoft Windows XP(Windows XPロゴ取得済)
PCカード型製品の特長
- ノートパソコン用PCカード型ワンセグ受信機(視聴のみ対応)
- ARIBの標準規格に準拠
- ハードウェア / ドライバ / H.264デコーダー/ AAC・AAC-SBRデコーダー / アプリケーション「StationMobile™」をセットで提供
- 対応OS : Microsoft Windows XP(Windows XPロゴ取得済)
RfStream社について
RfStream社(株式会社RfStream、代表取締役 栗原 良和)は、半導体集積回路の設計およびソフトウェアの開発設計などを目的として2004年3月に設立された、ピクセラ、富士通、日立メディアエレクトロニクス、エフエム東京他による共同出資会社です。
2005年3月に地上アナログテレビ放送受信用シリコンチューナーモジュール「TA-0500ST」をはじめに、2006年2月に地上デジタル・アナログ両放送波対応シリコンチューナーモジュール「TW-1000シリーズ」を開発。現在、「TW-1000シリーズ」をさらに小型・省電力化し、携帯電話などへの搭載を主な用途とする「TW-2000シリーズ」の開発に着手しています。
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